Microsoftは米国時間5月10日、障がいのある人々がテクノロジーへのアクセスを向上できるようにするための新たなアダプティブアクセサリーのラインアップを発表した。また、2017年に設立された研究施設を引き継ぎ、改善した「Inclusive Tech Lab」を開設することを明らかにした。同社は、障がいを持つ人の多様なアクセシビリティーのニーズへのサポートを強化する姿勢を見せている。2018年には、障がいのあるゲーマー向けのゲームコントローラー「Xbox Adaptive Controller」を発表して大いに注目を集めた。2021年9月には、「Surface」をより使いやすくするアクセシビリティーキット「Surface Adaptive Kit」(Surfaceアダプティブキット)を発表している。
Microsoftアダプティブアクセサリーは2022年後半にリリースされる予定だ。モジュール式マウス「Adaptive Mouse」のほか、キーボードの代わりになる「Adaptive Button」、最大4つのAdaptive Buttonと無線でペアリングできる「Adaptive Hub」などがある。
マウスは、テクノロジーを組み込んだ小さな中核部分に、個々のナビゲーションのニーズに最適な部品を追加する構成になっており、右手と左手のどちらでも操作できる。Microsoft純正のアクセサリー「Adaptive Mouse Tail」や「Thumb Support」、3Dプリントで作ったカスタム部品を組み合わせて使うこともできる。
Adaptive Hubは、標準的な3.5mmアシスティブテックスイッチにも対応し、複数のデバイスで使用できるよう3つの異なるプロファイルを備える。Adaptive ButtonはAdaptive Hubと組み合わせ、十字キー、ジョイスティック、デュアルボタンなど、ユーザーの好みの入力方式やさまざまなボタンキャップで簡単にカスタマイズできる。ニーズに合わせて独自のボタンキャップを3Dプリントすることも可能だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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