スタイルポートは4月26日、戸建て市場における住宅3Dコミュニケーションのプラットフォーム「ROOV」活用の実証実験を開始したと発表した。新築戸建て売買における商談、プラン検討のコミュニケーション円滑化を目指す。
ROOVは、アプリやソフトウエアをダウンロードすることなく、手元のスマートフォンやパソコンのインターネットブラウザで3DCGの空間を自由に動き回り、さまざまなシミュレーションで住み方のイメージを確認できるクラウド型VR内覧システムを基軸とした、住宅3Dコミュニケーションのプラットフォーム。新築マンションの販売時などに活用されてきた。
今回、戸建て住宅市場向けにプレゼンテーションCADデータの自動ROOV化システム「Nimbus」とROOV内の3D空間コミュニケーションを実現する「ROOV chat」という新たな2つのシステムを開発。新築戸建てのプラン検討期間を短縮、事業者と施主のイメージ認識のすれ違いをなくすことを目指す。
新築戸建て住宅販売では、契約後の住空間のプラン設計が重要なプロセス。施主と戸建て住宅事業者は、一般的に10〜25回程度の打ち合わせの時間が持たれ、大きな負担になっているという。
今回の実証実験では、ハウスメーカーの現場利用による実証実験を通して、UIの改善、新機能による効果検証などをしていく方針。2022年秋のサービスリリースを予定する。
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