本体背面には3つのカメラが搭載されている。48メガピクセルのメインカメラと50メガピクセルの超広角カメラ、そして、3.3倍光学ズームを備える8メガピクセルの望遠カメラだ。
筆者は以前のテストで、メインカメラを少し使用したことがある。その結果は全体的に優秀で、正確な色、素晴らしい露出バランス、多くのディテールを備えた写真を撮影することができた。プロカメラモードには、新しいRAWファイルオプション(「RAW+」と呼ばれる)も隠されている。このオプションは、HDR合成などのコンピュテーショナルフォトグラフィーの手法を使用しつつ、編集を容易にできるようにするDNG RAWファイルを出力する。Appleの「ProRAW」モードの機能とよく似ており、画像を後で編集するのが好きな人に最適だ。
被写体とぼけた背景をうまく切り離すポートレートモードのほか、横長の画像を撮影する「XPan Mode」(Hasselbladの古いカメラを彷彿とさせる)というパノラマ風モード、流れる水や夜間の街路を高速で走行する自動車のヘッドライトをぼやけさせるモードなどもある。
超広角レンズも鮮やかでシャープだが、通常モードと広角モードの色が顕著に異なっていることもある。光学ズームレンズは、十分なズーム性能を備えており、周囲の風景をより興味深い構図でとらえることができるだろう。なかなかシャープだが、iPhoneのズームの方がより鮮明に撮影できるとも感じた。もちろん、ズームを重視するのであれば、10倍の光学ズームを提供するGalaxy S22 Ultraに勝るスマートフォンはない。
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