Appleのギフトカードを悪用した詐欺に関与した2人の犯罪者に、合わせて8年の禁固刑が言い渡された。そのうち1人は、Appleへの損害賠償として126万ドル(約1億5600円)を支払うことも命じられた。米司法省が米国時間4月4日のプレスリリースで明らかにした。
プレスリリースによると、Syed Ali(29歳)とJason Tout-Puissant(27歳)の両被告は、2019年の通信詐欺の罪状を認めたという。Ali被告は2021年10月、Tout-Puissant被告は4日に有罪判決を受けた。Ali被告は禁固37カ月、Tout-Puissant被告は禁固60カ月と損害賠償の支払いを命じられた。
Tout-Puissant被告は、テキサス州サウスレイクにあるAppleストアから複数のPOS端末を盗んだ罪を認めた。司法省によると、同被告は店舗のWi-Fiネットワークに接続し、それらの端末を使ってAppleのデジタルギフトカード残高を不正に取得したという。その後、ギフトカードの価値に紐づけられたQRコードのスクリーンショットを、詐欺の共謀者であるAli被告に送信した。Ali被告と未起訴の関係者はそのQRコードを使い、ニューヨークのAppleストアで数千ドル相当の製品を購入したという。
この詐欺で不正に取得されたギフトカードの額は150万ドル(約1億8600万円)以上とされている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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