Mojo Visionは米国時間1月4日、スポーツやフィットネスの大手ブランドと提携し、拡張現実(AR)とウェアラブル製品、個人のパフォーマンスデータを組み合わせた次世代のユーザー体験に向けて取り組むと発表した。自社のスマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」を活用し、アスリートのパフォーマンスを高める方法を追求するという。
ディスプレイを搭載する小さなコンタクトレンズを筆者が実際に目にしてから、2年が経過した。Mojo Visionの技術はまだ、米食品医薬品局(FDA)認証済みのテスト可能なプロトタイプの開発を目指す状態にある。しかし、独自のモーションセンサーとプロセッサーを装備して、メガネなしで装着できるヘッドアップディスプレイを約束するものだ。このコンタクトレンズに対するMojo Visionの当初の目標は、同社の長期的な目標でもある視覚障害者の支援だが、同社は今回の提携により、フィットネス情報を表示する機器としてこのレンズが活用できるかどうかや、その方法を調査する。
提携先は、ランニング(Adidas)、ハイキングやサイクリング(Trailforks)、ヨガ(Wearable X)、ウィンタースポーツ(Slopes)、ゴルフ(18Birdies)関連の企業だ。Mojo Visionの製品およびマーケティング担当シニアバイスプレジデントを務めるSteve Sinclair氏によると、これらの提携の目的は、最良のインターフェースと、フィットネスやスポーツトレーニングの市場との適合性を見極めることにあるという。
Mojo Visionが1300人を超えるスポーツファンを対象に集計したアンケート結果によると、アスリートはウェアラブル機器を使ってデータを収集する傾向にあり、データアクセスが改良されればアスリートにメリットがあることが分かったという。また、競技やトレーニングの最中にデータを得られることが重要だと回答した人は50%にのぼった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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