Appleが新たに、一部のエンジニアに株式賞与を支給したと報じられている。今回は、10万~20万ドル(約1200万~2400万円)相当を支給したとみられる。
ソフトウェアエンジニアやハードウェアエンジニアを引き留める取り組みの一環だという。事情を知る関係者の話としてBloombergが米国時間3月25日に報じた。米CNETの取材に対し、Appleからコメントは得られていない。同社はBloombergに対し、コメントを控えた。
Appleは2021年12月、シリコン設計、仮想現実(VR)ヘッドセット、ハードウエア、一部のソフトウエアやオペレーションのグループなどの部門の「高い実績を上げた従業員」に異例の株式賞与を支給したと報じられた。支給額は約5万~18万ドル(約600万~2200万円)相当とされていた。
シリコンバレーでは、人材の獲得と維持をめぐるハイテク大手企業間の競争が激化している。また、Appleは3月に入り発表したオフィス再開に期待を抱いている。コロナ禍で、リモート勤務は約2年間続いている。
最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は年次株主総会で、従業員は4月から対面での勤務に戻ると話した。従業員は4月11日より、週1日以上オフィスで勤務することが求められるという。
Cook氏は3月に入って送ったメモの中で、「皆さんの多くにとって、オフィスに戻ることは待ち望んでいたマイルストーンであり、われわれの生活で非常に重要な役割を担う同僚と、より完全な形で関わり合うことができるという明るい兆しだと理解している」とし、「それ以外の人々にとっては、不安な変化でもあるかもしれない」と伝えたとされている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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