Android 12のデビュー時は、ユーザーが設定した壁紙に合わせてUIの配色が自動調整される「Material You」機能が話題になった。「Android Developers」ブログによると、Android 13ではMaterial Youでさらなるカラーカスタマイズができるようになる。
Android 12では色を調整できるのはGoogleのアプリだけだったが、Android 13では各アプリの開発者が単色の代替アイコンを用意している場合、すべてのアプリアイコンの色をカスタマイズできるようになる。
Android関連のニュースサイト「AndroidPolice」が「信頼できる情報筋」からの情報として伝えたところによると、Android 13では新たなカラーパレットとして、彩度を落とした「Spritz」や、壁紙の色調とは異なる色を取り入れる「Expressive」などが追加される。
Appleの「iPhone」には、フラッシュライト(懐中電灯)の明るさを調整する機能があり、以前から多くのiPhoneユーザーに重宝されてきた。Androidに詳しいアナリストのMishaal Rahman氏によると、この機能がついにAndroid 13にも搭載され、ライト機能をカスタマイズできるようになるという。
しかし同氏によれば、たとえAndroid 13が配信されても、既存のAndroidスマートフォンの多くはライトの調整に必要なハードウェアを搭載していない。もちろん近く登場するとみられるPixel 7であれば問題ないだろう。サムスン製のスマートフォンの場合は、同社のソフトウェアオーバーレイ「One UI」を使って、現在でもライトの明るさを調節できる。
これまでの傾向から考えると、「Pixel 4」と「Pixel 4a」のユーザーにとってはAndroid 13が最後のソフトウェアアップデートとなる可能性が高い。「Pixel 2」ではAndroid 11が最後のアップデートだった。「Pixel 3」と「Pixel 3a」では、おそらくAndroid 12が最後のアップデートとなるだろう。
Pixel 3とPixel 3aはAndroid 13にアップデートできないかもしれないが、古いOSのままでもスマートフォンの使用自体に支障はない。ただ、最新のセキュリティパッチを利用できなくなるため、データが危険にさらされるリスクがある。
今はまだダウンロードはやめておこう。開発者プレビューは確かに魅力的だが、初期のベータ版をダウンロードすると、一部のアプリが二度と動作しなくなる恐れがある。ベータ版にバグはつきものだ。端末のバッテリー持続時間が短くなる危険性さえある(米CNETのJason Cipriani記者は、これをiOS 15ベータ版のテスト時に身をもって経験した)。予備のAndroidがあるなら試してもいいが、自分が普段使っているスマートフォンをバグにさらすことは絶対にやめるべきだと強く警告しておく。
それでも試したい人は、Android Beta Programに申し込もう。ただし、後で警告を受けなかったとは言うのはナシだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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