General Motors(GM)と、同社傘下で自動運転車を手がけるCruiseは、自動運転対応の電気自動車(EV)による商用ライドシェアサービスを提供するため、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)に安全性を確認するよう求めた。
このサービスで使用する予定のEVは、量産モデルの「Cruise Origin」。人間の介在なしに自動走行可能で、ハンドルやペダル、ルームミラー、ワイパーなどの運転操作に必要な装備を搭載していない。そのため、車内の空間が広く、一般的な乗用車と同程度の大きさでありながら、より多くの人が乗れて効率がよい。シートも体をしっかり固定する必要がなく、ゆったり座れるデザインにできたという。一般向けの乗用車としては販売せず、配車サービス専用に提供する車両だ。
GMとCruiseは、Cruise Originの安全性をNHTSAから認めてもらい、米国での自動運転ライドシェアサービスを実現させる考え。
Ars Technicaの報道によると、Cruise Originの量産は2022年遅くに始まり、2023年には配備可能になる見通しで、NHTSAからの承認はその前に得られる可能性があるとい。
なお、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでは、Cruise Originによる配車サービスを2023年に開始する予定。
Cruise Originの紹介ビデオ(出典:Cruise/YouTube)
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