Ford Motorは2018年、ミシガンセントラル駅を買収した。解体される可能性もあった歴史的建造物を保護するためだ。また、デトロイトのコークタウン地区における成長著しいモビリティ産業のハブとして役立てようという考えもあった。Fordによると、これらの計画が実現しつつある。2月に入り、Googleが「Michigan Central Innovation District」(ミシガンセントラルイノベーション地区)の創設パートナーとなった。
ミシガンセントラル駅周辺の地域は、ファーストマイル/ラストマイルを担うスクーターや自動運転車両などをはじめとする、新しいモビリティソリューションの開発を加速させるため、市と州から特別な許可を得る予定だ。またこうした企業が近くに固まることで、協業や提携が促進される可能性もある。
このミシガンセントラル駅のプロジェクトで、まずGoogleが果たす役割は、クラウド技術を提供するほか、地元の高校生や求職者に労働力開発訓練を提供し、プロジェクトを地域に役立てられるようにすることだ。同社は、特にマイノリティなどの高校生にコンピューターサイエンスを教える「Code Next Lab」をオープンする。また、地元の非営利団体と提携し、人材がデータアナリティクスやITサポート、プロジェクトマネジメント、UXデザインなどの高成長のキャリア分野に就くことを支援するオンライン職業訓練プログラム「Google Career Certificates」を提供する。
ミシガンセントラルイノベーション地区で最初のビルは2022年夏にオープンする予定だ。駅は2023年に完成予定とされている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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