日本航空(JAL)は1月11日、4月より羽田空港の全保安検査場にX線CT検査装置とスマートレーンを組み合わせた保安検査レーン「JAL SMART SECURITY」を順次導入すると発表した。
同社では、羽田空港において、「JAL SMART AIRPORT」の取り組みとして、チェックインカウンターから搭乗ゲートに至るまでのデザイン・システムを一新すると共に、デジタル端末の活用によってヒューマンサービスを強化してきた。
今回、同取り組みの一環として、保安検査のさらなる強化と検査までの待ち時間を短縮を目指し、JAL SMART SECURITYの導入を決定した。
JAL SMART SECURITYでは、高度化された保安検査装置(X線CT検査装置)の導入により、PCや液体物を取り出すことなく手荷物検査が行えるという特徴があり、保安検査までの待ち時間が短縮できる。
また、1レーンにつき3カ所の個別の準備台を備え、準備ができた利用客から先に保安検査が可能。検査を通過した手荷物と追加検査が必要な手荷物のレーンが分かれていることから、検査通過済みの手荷物をよりスムーズに受け取れるようになっている。さらに、レーンに内蔵されたUV(紫外線)殺菌装置の活用により、最大99.9%殺菌された保安検査用トレイが利用できる。
設置場所は、羽田空港国内線B/C/E/F保安検査場(一部では、従来の保安検査レーンを引き続き使用)。
1月下旬頃から設置工事を予定しており、4月以降、羽田空港国内線の各保安検査場に順次導入し、8月頃までに導入を完了する予定。
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