General Motors(GM)は、完全な自動運転が可能になった未来の高級乗用車をイメージし、「Cadillac(キャデラック)」ブランドのコンセプトデザインとして、2人乗り電気自動車(EV)「InnerSpace」を発表した。
運転手の操作が不要な完全自動運転に対応した自動車ならば、人間は運転のために注意を払う必要がない。その結果、乗っている人は運転でなく、移動そのものを楽しめるようになり、周囲の景色や車内のエンタメに集中できる。
InnerSpaceはそうした時代の乗用車で、乗っている2人がゆったり移動できるデザイン。運転席と助手席の区別はなく、ベンチシートと呼ぶより「カップルシート」といったソファーのような座席がある。座席のレイアウトも柔軟に変更でき、足を伸ばしてくつろげる。
ハンドルやペダルなど運転に必要な装備は存在しない。前面には大きな画面があり、映画などのコンテンツを楽しめそうだ。ドアのほか屋根も大きく開くので、乗り降りも楽にできる。
InnerSpaceの紹介ビデオ(出典:GM)
なお、同様のコンセプトデザインは、Volvo CarsやVolkswagen、トヨタ自動車なども発表している。
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