General Motors(GM)傘下で貨物用の電気自動車(EV)などを手がけるBrightDropは、米国の物流大手FedEx Expressへ納入するEVの台数を最大2万台へ増やすと発表した。同時に、米国の小売大手Walmartと新たな契約を結び、配送用EVバンを5000台納入する計画も明らかにした。
BrightDropは、GMの100%子会社。荷物輸送用EV「EV410」「EV600」のほか、配送センターや配達先で少数の荷物を運ぶための電動コンテナ「EP1」などを提供している。
EV600の紹介ビデオ(出典:FedEx/YouTube)
EP1の紹介ビデオ(出典:GM/YouTube)
FedExとのあいだでは、数年間かけて輸送用EVバンを2000台納める契約を締結済みで、2021年12月に納入を開始した。今回この契約を拡大し、最大2万台を納入することになった。
また、FedExはEP1を試験的に使っており、2022年の早い時期から試験導入の範囲を広げるという。
Walmartは、EV600とそれよりやや小型のEV410を合計5000台、購入予約した。両車両は、配送先住宅のなかにある冷蔵庫などまで品物を届けるサービス「InHome Delivery」で、2023年より使う予定。
なお、Walmartは2040年までに全世界でゼロエミッション実現を目指している。
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