すっかり日常的になったビデオ会議だが、PCの画面に表示される相手の顔と、こちらの顔を捉えるカメラの位置が異なるため、目を見ながら話す、ということが自然にはできない。相手から見て目が合っているようにするには、カメラを見て話すことになり、ぎこちなくなる。
そこで、画面の好きな場所にカメラを取りつけられるビデオ会議用カメラ「MECA」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
MECAは、PCの画面上部に本体を装着し、そこから下にケーブルを引き出して小型カメラを取りつけて使う。カメラの位置を画面に表示される相手の目と合わせれば、画面の目を見てやり取りする自然な話し方で、相手からは視線を合わせているように見える。
カメラの角度は調整できて、カメラに正対しているように映せる。本体とつながるカメラのケーブルは直径1mmと太くなく、画面表示を邪魔しないという。1080P/30fps画質で撮影でき、画角は70°あるので、ビデオ会議には十分だろう。マイクも内蔵しており、すぐにビデオ会議を始められる。
小型カメラを画面上に配置する似たコンセプトの製品はほかにも存在するが、MECAは本体に照明用の面光源まで備えている。これにより、顔に影のできない映像を相手に見せられる。照明の明るさと色温度は、調整可能だ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間1月29日まで。記事執筆時点(日本時間1月4日15時)でキャンペーン期間は25日残っているが、すでに目標金額8万香港ドル(約119万円)の3倍近い約21万4000香港ドル(約318万円)の資金を集めている。
MECAの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」