ナッシュは12月27日、リコーリースとaskenの2社と連携し、食を通した健康管理促進サービスの提供を開始したと発表した。まずは、リコーリースが保有する賃貸マンションの入居者向けにサービスを提供する。
コロナ禍により自宅で過ごす時間が増えたことを背景に、運動不足や食生活の乱れから健康に不安を感じる人が増加している。3社は、自宅において「食」を通じた健康管理をサポートすることで集合住宅に新しい付加価値を生み出すことを狙い、各社の商品・サービスを組み合わせて提供する。
noshによる入居者特典として、専用ECサイトからの注文により、入居者は初回注文割引の特典が受けられる。
AI食事管理アプリ「あすけん」を手掛けるaskenは、食事の写真を撮るだけでメニュー登録ができる食事画像解析や、AI栄養士による毎食ごとのアドバイス機能が付いた「あすけんプレミアムサービス」を入居者に提供する。
なお、食を通した健康管理促進サービスが導入された室内には、床埋込式体組成計「 ステルスヘルスメーター」(凸版印刷の建材製造技術を用いて体組成計を組み込んだ床材)が備え付けられている。
これにより、測定するたびに機器の出し入れや設定が不要となり、日常生活の中で体重・体脂肪率などの身体情報を継続して取得可能。
また、取得した情報(体重・体脂肪の記録など)はスマートフォンなどの情報端末で閲覧できるほか、スマートフォンの専用アプリを通じて「あすけん」と自動連携する。記録の手間が省略できるほか、簡単にデータ管理ができることにより、健康管理が無理なく継続できるとしている。
加えて、同社のメニューはあすけんとデータ連携されているため、あすけんにはメニュー名を登録するだけで食事・栄養を記録が可能となっている。
3社は、同サービスの利用を通して入居者の「食」への関心を高めるとともに、人々の生活の質の向上に寄与していくとしている。
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