新型コロナウイルスのオミクロン株が懸念され、感染が急拡大する中、大手企業が相次いで「CES 2022」への現地出展を見送る考えを表明している。Microsoftは米国時間12月24日、新たにラスベガス会場での出展を取りやめることを明らかにした。CES 2022は1月5日に開幕する。
これまでに、Google、T-Mobile、Intel、Lenovo、TikTok、Meta(旧Facebook)などが、オンラインのみで参加することを表明している。
Microsoftは24日、電子メールの声明で、「従業員の健康とウェルビーイングが当社の最優先事項だ。急速に変化するコロナ情勢の最新データを鑑み、MicrosoftはCES 2022に対面で参加しないことを決定した」と伝えた。オンラインで参加するとしている。
現地出展を中止する企業は増えているが、CESを運営する全米家電協会(CTA)は23日、新たに会場のブースを申し込む出展者も増えていると述べた。CTAによると、「最近42の出展者(展示フロアの7%未満)が出展を取りやめたが、17日以降、60の新規出展者から現地出展の申し込みがあった」という。
知名度の高い企業が出展の取りやめを表明しているが、展示会場には中小企業のブースもあるとCTAは強調している。
Over 2200 companies are confirmed to participate in person at CES 2022 in Las Vegas. Our focus remains on convening the tech industry and giving those who cannot attend in person the ability to experience the magic of CES digitally.
— CES (@CES) December 24, 2021
CTAは、ワクチン接種やマスク着用の義務付け、参加者へのコロナ検査、ソーシャルディスタンスの確保、来場者数制限などを実施するため、イベントは開催可能だとの考えを示している。CESは、2022年1月5~8日にオンラインと対面の形式で開催される。1月4日はプレスデーとなっている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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