Googleは米国時間12月23日、CES 2022への現地出展を取りやめると発表した。ラスベガスでのリアル出展を見合わせてオンライン出展に切り替えると表明した企業が、また1社増えたことになる。同社と姉妹会社Waymoのほか、T-Mobile、Intel、レノボ、TikTok、Metaなど多くの企業がすでに、新型コロナウイルス感染者の急増とオミクロン株への懸念から、オンライン出展に切り替えることを明らかにている。
Googleの広報担当者は、リアル出展の取りやめについて次のように述べた。「オミクロン株の感染状況を注意深く観察してきたが、チームの健康と安全を考えるとこれが最善の選択だと判断した。引き続き全米民生技術協会(CTA)およびパートナーと緊密に協力し、バーチャルの機会を見出してサポートする。Googleの最新のイノベーションをみなさんに知ってもらえることを楽しみにしている」
現地出展を中止する企業は増えているが、CESを運営するCTAは23日、会場のブースを申し込む新たな出展者も増えていると述べた。
CTAによると、「ここ最近で42の出展者(展示フロアの7%未満)が出展を取りやめたが、17日以降、60の新規出展者からリアル出展の申し込みがあった」という。知名度の高い企業が出展の取りやめを表明しているが、展示会場には中小企業のブースもあるとCTAは強調した。過去には特化型コンピューター技術を手がける新興企業やピザ製造ロボットを生産する企業が、そういった露出機会を求めてCESに参加してきた。
CTAは、ワクチン接種およびマスク着用の義務付けと、現地会場の参加者が新型コロナ検査を受けられることを指摘したが、オンライン参加のみを計画する企業が増えている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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