筆者の「Apple Watch」は、前日にどれだけのカロリーを消費したか、心臓が正常なリズムで鼓動しているかどうか、前日の夜に何時間の睡眠をとったか、といったことを把握している。しかし、収集した数値を理解して、ジムに行くべきか、休養日を設けるべきか助言することはできない。
スマートウォッチとフィットネスバンドは活動や心拍数、睡眠データを追跡する機能を何年も前から提供している。しかし、そうした情報を利用して、装着者の健康を幅広く観察することが重視されるようになったのは、最近のことだ。
Fitbitは11月、「Fitbit Premium」会員向けの機能「今日のエナジースコア」を発表した。これは、回復と運動のどちらを優先すべきかを示す指標だ。スマートリングの「Oura」やスマートバンドの「Whoop」などのより専門的なデバイスは、同様のスコアを何年も前から提供しており、この分野のパイオニアとみなされている。
筆者は先頃、「Oura Ring」を1週間にわたって着用し、11月に提供が開始されたFitbitの今日のエナジースコアも短期間試した。依然としてApple Watchが筆者のメインのフィットネストラッカーではあるが、Oura Ringも一緒に装着することを楽しんだ。その主な理由は、スコア(Ouraのスコアは「コンディションスコア」と呼ばれている)があったからだろう。Apple Watchユーザーは、似たようなスコアをサードパーティーの睡眠追跡アプリ「AutoSleep」を通して確認することができるが、Apple独自のこのスコアに相当する機能は、まだ提供されていない。
筆者は、特にパンデミック下で在宅勤務を始めて以来、Apple Watchの「アクティビティリング」を完成させることに夢中になっている。少なくとも2つ(理想的には3つすべて)のリングを完成させないと、1日をちゃんと終えられていないように感じる。以前とは違い、毎朝地下鉄まで早足で10分間歩くことがなくなったので、モチベーションを与えてくれるアクティビティリングは特に有用だ。
しかし、アクティビティリングにこだわるあまりに、おそらく運動すべきではないときにも、無理して体を動かすことがよくある。例えば、前日の夜によく眠れなかったときや、前日のエクササイズの疲れがまだとれていないときなどだ。
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