この点に関して、Ouraのコンディションスコアは非常に便利だ。Oura Ringを装着しているとき、コンディションスコアは、筆者が毎朝スマートフォンに手を伸ばすときに最初にチェックすることの1つだ。多くの場合、Ouraのスコアは筆者の体調と一致している。
例えば、午前3時頃まで数人の友人をもてなしていた週末のコンディションスコアは低かった。しかし、睡眠を規則正しくとり、アルコールを消費しなかった週のスコアは理想的なものだった。
Ouraのアプリのホーム画面には、これらのスコアとともに、その意味を理解するのに役立つアドバイスも表示される。例えば、スコアが60のときは、今日は体調に気を配って、無理をしないようにというメッセージが表示された。エナジースコアが65だった日には、筆者に休息を優先させるように、活動目標が平均以下に引き下げられた。Fitbitの同様の機能も、スコアに基づいて、同じように目標を調整し、特定のトレーニングやプログラムを提案する。
わざわざ300ドルのスマートリングを買わなくても、友達と夜遅くまでパーティーをしたら、次の日に疲労が大きくなることくらい分かる。それは常識だ。読者の皆さんは、そう思ったのではないだろうか。とはいえ、そうした情報を目標に反映させることができるのは、思った以上に有益である。フィットネスアプリから無理をしないようにと言われたら、高強度インターバルトレーニング(HIIT)の代わりに早足でのウォーキングで済ませても、罪悪感を覚えない。もちろん、早く寝ようというモチベーションも上がる。
OuraとFitbitがこれらのスコアを計算する方法には若干の違いがあるが、大まかな考え方は同じだ。Ouraのコンディションスコアは、活動、睡眠パターン、安静時心拍数、体温、心拍数の変動を基に算出される。85以上のスコアが最適、70~84のスコアが適切とみなされる。70未満のスコアは、体が完全に回復していないことを意味する。
Fitbitの基準は少し異なる。30以上のスコアは、エクササイズをしても大丈夫であることを意味し、29以下のスコアは、休息と回復を優先する必要があることを示している。Fitbitは、睡眠、活動、安静時の心拍数の変動などのデータを照合して、このスコアを算出する。
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