Qualcommは米国時間11月30日、年次カンファレンス「Snapdragon Tech Summit」で、フラッグシップモデルの「Snapdragon 8 Gen 1」を発表した。このシリーズを皮切りに、モバイルプロセッサーの命名規則を変更している。
Snapdragon 8 Gen 1では、8KのHDR映像を30fpsで撮影できるようになる。さらに、新しい「メガナイトモード」では30枚の画像をキャプチャーした上で、それぞれの「最も良い部分」を1枚の写真に合わせて表示するため、「暗い場所でもより明るい写真」の撮影が可能になり、「細かなディテール」に焦点を合わせても「ブレがなくなる」という。
グラフィックスとゲームについては、新しい「Qualcomm Adreno GPU」によって、「Snapdragon 888」と比べて描画速度が30%、電力効率が25%向上するとしている。
また、以前に発表した「Snapdragon X65 5G Modem-RF System」と組み合わせることで、5G回線で最大10Gbpsというデータダウンロード速度を実現できるという。「Snapdragon 888+ 5G」と「Snapdragon X60 5G Modem-RF System」の組み合わせでは、5G回線での最高データダウンロード速度は7.5Gbpsだった。
Qualcommによれば、新しいSnapdragon 8 Gen 1シリーズは、最大3.0GHzのクロック速度を実現し、4ナノメートルプロセスで製造されるという。2020年リリースのSnapdragon 888はクロック速度が最大2.84GHzで、5ナノメートルプロセスで製造されていたことから、改善が見られている(2021年にリリースされた「Snapdragon 888+」チップも、クロック速度は最大3.0GHzだったが、5ナノメートルプロセスで製造されていた)。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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