Qualcommは同社の次世代チップで、ノートPC向けプロセッサー事業で勢いを見せようとしている。少なくとも、プレジデント兼最高経営責任者(CEO)のCristiano Amon氏は米国時間11月16日、「Investor Day 2021」イベントでそのようなビジョンを示した。
ノートPC市場へのQualcommの野心について質問されたAmon氏は、まずAppleの最新チップ「M」シリーズを高く評価した。同氏は、Mシリーズを含むArmベースのプロセッサーを速度や高効率なSoC設計の両方の点で称賛した。
またAmon氏は、特にArmベースのプロセッサーを搭載する「Windows」PC向けに、Qualcommは「この新たなアーキテクチャーの性能の基準を打ち立てるべく積極的に取り組んでいる」と述べた。Qualcommの次世代チップのサンプルは、2022年にデバイスに搭載されるとみられるが、製品の発売は2023年になる可能性がある。
Qualcommはこれまでにも、Windows PC向けにArmベースのチップを製造してきた。最近では、Microsoftと提携し、「Surface Pro X」向けにSoCプロセッサー「SQ1」「SQ2」を提供している。
この新たな動きは、Nuviaの買収と関連があるようだ。NuviaはArmベースのサーバー向けチップを開発している。Appleのチップ開発に携わった元幹部らが創業した企業だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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