拡張現実(AR)企業のMagic Leapはまだ健在だ。同社は、ビジネス市場を対象とした新しいヘッドセットで、Microsoftの「Hololens」のような分野に参入しようとしている。Magic Leapの最高経営責任者(CEO)Peggy Johnson氏(以前はMicrosoftに勤務していた)は、CNBCのインタビューと米国時間10月11日付けのブログ記事で、新しいヘッドセットについて紹介した。Johnson氏は2021年に入り、メディアに対し、新しいヘッドセットを2021年末までに限定リリースする見通しだと述べていた。
同社の「Magic Leap 2」に対する当面の目標は、視野角の拡大(最初のバージョンは、ARグラフィックスが表示される視野領域が非常に狭かった)、小型化と軽量化、明るい屋外で使用するための調光機能の搭載だ。SnapchatのARグラスやNiantic(Microsoftの「Hololens 2」を採用)などの現在のARヘッドセットの取り組みは、屋外で使用することをより重視するようになっている。Magic Leapは、オフィスに出社しないリモートワーカーがつながったり、トレーニングしたりする上で役立つものとすることを目指しているようだ。Hololens 2の狙いと非常に似ている。同社はMagic Leap 2を2022年に一般提供したいとしている。
またJohnson氏は、「中核的な事業の目的はやはり、エンタープライズソリューションにフォーカスすることだが、引き続きコンシューマー分野でMagic Leapの技術を応用することに強い関心がある。実際、われわれのテクノロジーをライセンスすることへの要望を複数受けており、それらがエンタープライズ市場でイノベーションを実現する当社の能力や位置づけを高めるのであれば、こうした機会を積極的に追求していく」としている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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