仮想現実(VR)を手掛ける新興企業のMagic Leapは米国時間7月7日、Peggy Johnson氏が8月1日付けで最高経営責任者(CEO)に就任することを発表した。共同創設者のRony Abovitz氏が5月にCEOを退任後、同社はCEOが不在の状態だった。
Johnson氏は、2014年にMicrosoftに加わり、事業開発担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めていた。それ以前は、チップメーカーのQualcommでさまざまな役職に就いた経験がある。
「Magic Leapの技術的基盤は否定できないものであり、XRとコンピューティングの未来を形作る可能性を秘めていることは間違いない」と、Johnson氏は発表の中で述べ、「CEOとして、Magic Leapの革新的な技術とパイプラインを、あらゆる規模と業界の企業の幅広いデジタルニーズにつなぐ永続的な関係を、戦略的に構築していくことを楽しみにしている」とした。
Googleが出資するMagic Leapは2011年に創業。ARメガネの開発に23億ドルを投じた後、2018年にヘッドセット「Magic Leap One」を発売した。2295ドル(約25万円)のこのヘッドセットには、ディスプレイ、オーディオ、外部カメラセンサーが搭載されていたが、発売後の6カ月間で6000台しか売れなかったと報じられていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」