クアルコム、CD音楽をBluetoothでロスレス送信可能なコーデック「aptX Lossless」発表

 Qualcomm Technologies Internationalは、音楽CDのデータをロスレスで無線転送可能なBluetooth用音声コーデック「Qualcomm aptX Lossless」を発表した。

 aptX Losslessは、音楽CDと同じ16ビット/44.1kHzで記録された音声データを、可逆圧縮して無線送信できるBluetooth用の音声コーデック。データ転送速度は約1Mbps。たとえば、スマートフォンとイヤホンが両方とも同コーデックに対応していれば、CD並み音質の音楽を劣化させずに無線接続したイヤホンで楽しめる。

 Qualcommの音声処理技術「aptX Adaptive」「Snapdragon Sound Technology」の新機能であり、SoC「Snapdragon」に搭載する予定。aptX Adaptiveは24ビット/96kHz音声データの送信にも対応しているが、この場合は非可逆圧縮を用いるため、音質は劣化してしまう。

 Qualcommは、aptX Losslessを2021年中に提供できるとした。米CNETの報道によると、QualcommはaptX Lossless対応デバイスの登場時期を2022年の早い時期とみている。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]