Netflixは、アプリ内で追加料金なしで利用できるモバイルゲームのテスト配信を開始した。「Android」版Netflixアプリで「Stranger Things(ストレンジャー・シングス)」の既存の2つのゲームを配信している。対象地域はポーランドのみだ。
ゲームのタイトルは「Stranger Things: 1984」と「Stranger Things 3」で、Netflixのアプリの外で以前から提供されていたもの。大ヒットSFホラードラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の第2シーズンと第3シーズンに合わせて、それぞれ2017年と2019年にライセンス提携を通してリリースされた。
Let’s talk Netflix and gaming.
— Netflix Geeked (@NetflixGeeked) August 26, 2021
Today members in Poland can try Netflix mobile gaming on Android with two games, Stranger Things: 1984 and Stranger Things 3. It’s very, very early days and we’ve got a lot of work to do in the months ahead, but this is the first step. https://t.co/yOl44PGY0r
Netflixは7月、ビデオゲーム分野に進出することを認め、まずはスマートフォンやタブレットなど携帯端末向けに広告なしのゲームを、既存サービス上で追加料金なしで会員に提供するとしていた。同社は2007年に動画配信を開始し、2012年に初のオリジナル作品をリリースした。ゆくゆくは「Xbox」や「PlayStation」などのゲーム機にまで拡大したいという大きな野望を秘めた今回の取り組みは、それ以来最大の、新しいエンターテインメント分野へのサービス拡大となる。
同社はゲーム分野への進出により、世界最大規模のサブスクリプション動画配信サービスとしての基盤事業であるテレビ番組や映画から拡大することになる。同社は規模の拡大とともに、直接的に競合する従来のテレビや映画の制作会社だけが競争相手ではないとの考えを、以前から表明していた。「フォートナイト」のような爆発的人気を誇るゲームや、ユーザー制作動画の大規模サービスであるYouTubeを、世界中でエンターテインメントに費やされる膨大な時間をめぐる最も強力な競争相手として、繰り返し挙げていた。
Netflixのゲームには広告は表示されない。ゲーム内課金や、個々のタイトルを購入する必要もなく、サブスクリプションの一環として提供される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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