Googleは米国時間7月28日、「Google Play」に新たに設ける「Safety Section」(セーフティーセクション)についてさらなる情報を公開し、その中で、全ての開発者にプライバシーポリシーの提出を義務付けることも明らかにした。
これまでは、個人情報やセンシティブなユーザーデータを収集するアプリに対してのみ、プライバシーポリシーの公開を求めていた。新たな規則はGoogle自体のアプリも含む、Google Playで公開される全てのアプリが対象となる。
新たなセーフティーセクションにより、ユーザーはアプリをダウンロードする前に安全とプライバシーの指針を閲覧し、ユーザーデータの収集、保護、利用の手法について事前に把握できるようになる。
開発者は2021年10月から、セーフティーセクション向けのポリシーと情報を提出できる。要件を満たす期限は2022年4月に設定されている。ユーザー向けにポリシーの表示が始まるのは、2022年第1四半期の予定だ。
Google Playでプライバシーポリシーが必須化される背景には、アプリが収集するデータの量に対する懸念が高まっていることがある。Appleは、ダウンロード前にアプリから要求されるデータを確認できるプライバシー版の「成分表示」を、すでに導入している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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