「Windows 11」のシステム要件確認ツール、いったん削除--不満受け修正へ

Mary King (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ)2021年06月29日 12時53分

 新たに登場する「Windows 11」は、市場に出回っている多くのPCで実行できるとみられるが、今持っているPCをアップグレードしようと思っている人には、そのPCでWindows 11が実行できるか確かめることをお勧めしたい。Microsoftが今後数年かけて「Windows 10」のサポートを段階的に終了するため、実行できない場合は2025年までにPCの買い換えが必要になるだろう。

Surface Laptop 4
提供:Sarah Tew/CNET

 Microsoftは当初、Windowsユーザーに対し、「PC正常性チェック」プログラムをダウンロードして、自分のPCがWindows 11のシステム要件を満たしているかどうかチェックするよう促していた。しかし、このプログラムについては、実行できない理由を十分に説明しないとの声が多くの人から寄せられた。そこで同社は米国時間6月28日、このツールをいったん削除し、ユーザーからのフィードバックに対処した上で、Windows 11が一般にリリースされる秋までに再び公開するとブログで説明した。

 それでも、手持ちのPCにWindows 11をインストールできるかを確かめることは可能だ。

Windows 11をインストールできるかをチェックするには

 現在利用しているPCでWindows 11をインストールできるか確認するには、Microsoftのウェブサイトに掲載されたシステム要件のリスト(基本要件を以下に記載)をチェックすればいい。可能な場合は、2021年秋頃にリリースされるWindows 11更新プログラムを無料でダウンロードできる。また、「Windows Insider Program」に参加している人であれば、今すぐ「Insider Preview」(インサイダープレビュー)版をダウンロードできる。

Windows 11をインストールするための基本要件

  • プロセッサー:1GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサーまたはSoC
  • RAM:4GB
  • ストレージ:64GB以上の記憶装置
  • システムファームウェア:UEFI、セキュアブート対応
  • TPM:トラステッドプラットフォームモジュール(TPM)バージョン2.0
  • グラフィックスカード:DirectX 12以上(WDDM2.0ドライバー)に対応
  • ディスプレイ:対角サイズ9インチ以上で8ビットカラーの高解像度(720p)ディスプレイ
  • インターネット接続とMicrosoftアカウント:Windows 11 Home Editionを初めて使用するとき、デバイスのセットアップを完了するには、インターネット接続とMicrosoftアカウントが必要。Windows 11 HomeのSモードを解除する場合もインターネット接続が必要。すべてのWindows 11 Editionについて、更新プログラムのインストールや一部の機能のダウンロードと使用にはインターネットアクセスが必要。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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