NVIDIAが、自動運転車向けの高精度マップを開発するDeepMapを買収すると発表した。「DRIVE」ソフトウェアの機能を強化するとしている。DeepMapのテクノロジーは、車載センサーからのクラウドソースによるデータを活用し、高精細マップを作成する。マップは自動車の走行に伴い継続的に更新される。
NVIDIAのオートモーティブ部門担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーAli Kani氏は、DeepMapは「確かな実績を持ち、起業家精神あふれる、機敏でエンジニアリングを重視する企業だ。DeepMapは業界の強いニーズに応えており、私たちはともに、これらの機能を開発し、拡張していく」とコメントした。
NVIDIAは、DeepMapのパートナーエコシステムとの連携を継続しながら、新しい機能やサービスに投資していく計画だとしている。買収条件は明らかにされていない。
NVIDIAの自動運転関連事業の売上高は、データセンター部門やゲーム部門と比べると比較的規模が小さいが、同社は新たな技術やパートナーシップによって、DRIVEプラットフォームの構築を強化している。4月には、次世代のDRIVEプラットフォーム「Atlan」を発表した。Atlanは、1000TOPSを超える処理性能を持ち、前世代の「Orin」の約4倍の性能を備えるという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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