Googleがかねて開発中だった「Fuchsia OS」が、いくつかの製品に搭載されようとしている。最初に搭載されるのは、初代スマートディスプレイ「Nest Hub」だ。
Googleは米国時間5月25日、Nest Hubに対するアップデートの提供を開始した。9to5Googleがいち早く報じたように、このアップデートに伴って、同製品の既存の「Cast OS」がFuchsia OSに置き換えられることになる。Googleによると、アップデートは今後数カ月のうちに行われ、Nest Hubユーザーの体験は変わらないという。
「Android」とは異なり、FuchsiaはGoogleが開発しており、Linuxベースではない。しかし、Androidアプリが実行可能なので、Androidや「Chrome OS」からの移行は少し容易になると考えられる。
Googleは以前、Fuchsiaプロジェクトについて、「現代のスマートフォンと現代のPC」用のOSだと説明しており、スマートホーム機器やIoT機器以外にもFuchsiaを搭載する構想があることを示唆していた。同社は現在、Fuchsiaは汎用OSを目指したものだと述べているが、他のどの製品にこのOSが搭載されることになるかは不明だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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