冒頭では第1話において、侑と歩夢がせつ菜のステージをたまたま見かけるシーンを上映しつつ、せつ菜が歌うシーンにあわせて楠木さんが「CHASE!」を歌う。TVアニメとリアルがリンクするように、吹き上がる炎の演出のなかで熱唱。そしてスクールアイドルを始める決心をした歩夢が、侑の前で見せる初ステージの映像にあわせて、大西さんがピンクのドレスをまとい、「Dream with You」を披露。いろいろな“始まり”を感じさせる楽曲を歌い、場内と視聴者をTVアニメの世界観に引き込んでいった。
入れ替わるように相良さんが登場。TVアニメで歩夢に対して言ったような“かすみんの世界一かわいい宣言”に続いて歌ったのは「Poppin' Up!」。ポップな楽曲にキュートな振り付け、さらにハンドカメラで自撮り映像でのアピールも行うなど、小悪魔系スクールアイドルかすみが放つ“かわいいかすみん”があふれるステージとなっていた。
再度登場した楠木さんは、新たな衣装で「DIVE!」を歌う。TVアニメにおいてせつ菜がスクールアイドルとして復活するときに歌われた曲となっており、ロック調の楽曲を熱唱するなか、腕を掲げたり広げたりと、より高みを目指す羽ばたきを感じさせる振り付けもあり、本気系スクールアイドルせつ菜の新たな決意を感じさせるものとなっていた。
メインステージいっぱいにダンサーが登場するなかで、村上さんは「サイコーハート」を披露。常に動きっぱなしと言えるダンスでも楽しいという気持ちが全開といえるようなステージで、場内と手拍子を一緒に決めて一体感を生み出すなど、スマイル系スクールアイドル愛による笑顔になれる空間を作り上げていた。
指出さんは、センターステージで「La Bella Patria」を披露。草原のようにも思える緑のコンサートライトが広がるなかで、軽やかなステップと伸びやかに響く歌声でパフォーマンス。癒し系スクールアイドルエマの、見ている人を包み込むようなステージとなっていた。
TVアニメでステージに立つシーンを彷彿とさせるように、左右に開く扉から登場した田中さんが歌ったのは「ツナガルコネクト」。デジタル色の強いサウンドとぴょこぴょこと動くダンスにのせて歌う姿もさることながら、2番ではアニメPVで璃奈がパフォーマンスしているときにステージで流れた映像が流れ、1番よりもさらに璃奈のステージを再現したと思えるものに。そして、キュート系スクールアイドル璃奈の楽しい気持ちと、繋がりたい想いを伝えていた。
鬼頭さんは今回、髪型はもとより髪の色も彼方に近づけていたため、見た目から“リアル彼方感”がより増した姿に。そしてステージ登場時に、TVアニメで彼方の妹である遥に向けたウインクも再現した後に歌ったのが「Butterfly」。踊り子風に見える衣装をなびかせながら、無数のシャボン玉が舞うなかで、遥に対する想いや優しさを感じるような歌声を響かせ、マイペース系スクールアイドル彼方が放つ幻想的な世界を作り出していた。
イントロでセリフとともに歌が始まったのは、前田さんの「Solitude Rain」。TVアニメでの“黒しずく”と“白しずく”を示すようなツートンカラーの衣装をまとい、さらに黒と白一色の衣装をまとったダンサーも登場。降りしきる雨を表現するような電飾などの演出のなか、自分自身を見失っていたしずくの決意を示すように熱唱。ダンサーの力を借りて一瞬飛ぶようなシーンもあり、演技派系スクールアイドルしずくによる“桜坂劇場の公演”とも言えるような、ストーリー性を感じられるステージとなっていた。
久保田さんによる「VIVID WORLD」では、アニメPVでも表現されていた多数のレーザーライトやスモークの演出とともにスタート。近未来を感じさせるような楽曲で、キレのあるダンスとともに歌声を響かせいた。さらに花道を移動する姿は、モデルとしても活動している果林のランウェイを彷彿とさせたほか、間奏ではカメラを手招きして投げキッスをする一幕も。またTVアニメではニジガクを代表してフェスで歌った曲となっているが、序盤は場内のコンサートライトの一部が違う色となって、サビになって青に統一されるといった光景もあった。そんなセクシー系スクールアイドル果林による、見た人が魅了されるステージとなっていた。
メンバーのソロ曲が連続して続いたなか、ここからはTVアニメの終盤における、スクールアイドルのお祭り「スクールアイドルフェスティバル」を取り巻くエピソードが上映。そして侑と歩夢とのやりとりが描かれたシーンを経て、大西さんが「Awakening Promise」を披露。TVアニメでは侑が歩夢に贈ったガーベラの花を髪飾りとして付け、そして大きなリボンが目を引く新衣装で歌うというシーンがあるのだが、その姿のまま大西さんも登場。真心系スクールアイドル歩夢の成長と、新たな夢に向かって進む気持ちを表すように歌った。
TVアニメ第13話におけるクライマックスで、アクシデントもありながら実現したスクールアイドルフェスティバルのラストステージのシーンに。ニジガクのメンバーが揃い観衆に向けてメッセージを伝えるシーンが流れたあと、ステージ上でもメンバーが揃い、大西さんが歩夢としてのメッセージを伝えたとき、スポットライトはステージとは別の場所にあるピアノと矢野さんの姿を照らしていた。
矢野さんが生演奏で冒頭部分を弾いたのち、ステージでは「夢がここからはじまるよ」が披露。ソロパートはそれぞれのソロ曲の振り付けが織り交ぜられ、そして新たな夢に向かって進んでいくことを示す曲となっており、場内はさまざまな色のコンサートライトで彩られたなか、矢野さんも同様にステージ上を見つめる姿も映し出され、最後には矢野さんの背中越しにステージを映すという、その光景はニジガクのステージを応援する侑の姿そのものと言えるものとなっていた。
そしてエンディングテーマである「NEO SKY, NEO MAP!」に。映像でも象徴的な、イメージカラーのパラソルをそれぞれ手にしてパフォーマンス。彩りのあるステージでTVアニメの流れを組むパートを締めくくった。
ここまで披露した楽曲について想いがあふれるトークを経て、メンバーはゴンドラに乗り込み、オープニングとエンディングテーマのカップリングとなっている「Sweet Eyes」と「全速ドリーマー」を披露。そしてステージに戻ったあとは「未来ハーモニー」に。“半屋外球場”と呼べるメットライフドームで、ライブ開始時には明るかった場内もこのときには暗くなり、アニメPVにもマッチする光景になかで歌っていた。
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