「PlayStation 5」の入手困難が解消されるのはまだ先の話になりそうだ。Bloombergによると、ソニーグループは先ごろの決算報告後の説明会で、需要に追いつくだけの在庫確保がいまだ困難な状態にあることをアナリストに明かしたという。
「2021年中に需要が落ち着くとは考えておらず、2022年にさらに多くのデバイスを確保してPlayStation 5を増産したとしても、供給が需要に追いつくことはないだろう」と最高財務責任者(CFO)の十時裕樹氏は説明会で述べたという。
4月の決算発表でソニーは同製品を3月31日までに780万台販売したことを明らかにした。現会計年度では「PlayStation 4」の2年目の販売実績を上回る1480万台超を目指す。
FordやQualcommなど他の多くの企業と同様に、ソニーも目下の半導体不足の影響を受けている。Joe Biden米大統領は2月、現政権におけるリスク緩和に向けた当面の改善策を見出すべく、サプライチェーンの見直しを求める大統領令に署名している。
2020年11月に発売されたPlayStation 5は、小売店に入荷しても即時完売が相次ぐなど品薄状態が続いている。米CNETはソニーにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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