Teslaの電気自動車(EV)「Model S」が木に衝突して炎上し、2人が死亡したと、テキサス州スプリングのNBC系列局、KPRC 2が報じた。当局は事故について調査中だとしているが、現在のところ、死亡した2人はいずれも衝突の際に車を運転していなかったという見解が有力だ。
1人は助手席、もう1人は後部座席で発見された。2人の位置から、Teslaの「Autopilot」、または「Full Self-Driving」モードのベータ版が有効になっていた可能性があるが、報道ではこの点について明記されていない。いずれの運転支援システムも完全自動運転には対応しておらず、米自動車技術者協会(SAE)の定義で「レベル2」に相当する。Full Self-Drivingという名称にもかかわらず、Teslaの自動車は運転手なしで運転を処理することはできない。現地リポーターのツイートによると、車は道路のカーブで処理に失敗し、木に衝突して炎上したという。
Two men killed after Tesla that may have been in autonomous driving or self driving mode didn’t adhere to a curve, slammed into a tree then burst into flames in the Woodlands, officials say. Firefighters say they had to call Tesla to figure out how to oust the blaze. @KPRC2 pic.twitter.com/nmhDxKeTHT
— Deven Clarke (@KPRC2Deven) April 18, 2021
このリポーターは、現地の消防士が消火の手順を知るためにTeslaに連絡を取らなければならなかったとした。このことは、新たなEV時代における防火の必要性を浮き彫りにしている。KPRC 2によると、バッテリーが再発火を繰り返したため、消防士らは消火のために3万2000ガロン(約12万リットル)の水を費やしたという。
米道路交通安全局(NHTSA)は事故の特別調査団を配備したことを明らかにし、Roadshowの取材に対して、「事故についてさらに詳細を把握するため、現地の警察やTeslaと積極的に連携しており、さらなる情報が得られれば適切な対応をとる」と回答した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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