Facebookは米国時間4月15日、仮想現実(VR)ヘッドセット「Oculus Quest」向けのアプリストアが、サブスクリプション型のビジネスモデルに対応したと発表した。
Oculus Quest向けのフィットネスゲーム「FitXR」には同日、月額制サブスクリプションモデルが導入された。また、ライブのマルチプレイヤーセッションを追加する新しいモードも加わった。この動きは、VRのフィットネス(そしておそらく、他のVRサービス)の今後の行方を示唆しているのかもしれない。
FitXRは、サブスクリプション制を導入した多くのOculus向けアプリの1つだ。FitXRのほか、「VZfit」や「TRIPP」など、その多くは瞑想や健康促進に重点を置いている。VRで特に人気の高いソーシャル系アプリである「Rec Room」も、機能を追加してサブスクリプションの選択肢を用意した。仮想空間にモニターを置いて作業ができるバーチャルデスクトップアプリ「vSpatial」も同様だ。
2020年には、もう1つの革新的なOculus Quest向けフィットネスアプリ「Supernatural」もサブスクリプションモデルを導入した。他にもいくつかがこれに続いた。しかし、FacebookがOculusでより直接的にサブスクリプションをサポートするということは、これ以外のアプリもFitXRのように月額制プランに移行する可能性があるということだ。FacebookのAndrew Bosworth氏は、1月に米CNETが取材した際、サブスクリプションモデルに興味があることを認めていた。
FitXRの新料金は月額9.99ドル(日本では990円)で、Supernaturalより安くなったが、FitXRやアドオンを購入した既存の顧客はかえって不満を感じるかもしれない。幸いなことに、FitXRによると、アップデートの前に購入したアドオンはサブスクリプションを契約しなくても利用できるという。しかし、今後リリースされる機能やワークアウトにはサブスクリプションが必要になる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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