Microsoftは米国時間4月15日、「Edge」ブラウザーで「キッズモード」の一般提供を開始したと発表した。キッズモードは、許可されたウェブサイトのみを表示する保護モードで、保護者は子供にノートPCを手渡す時に、簡単にこのモードを有効化することができる。
ウィンドウ右上隅のプロフィールアイコンからキッズモードを選択することで、これを有効化できる。キッズモードでは、よりカラフルなEdgeテーマの中から好きなものを選択し、許可リストに含まれているウェブサイトにアクセスできる。テーマには、DisneyやPixarのキャラクターを使ったものも複数用意されている。許可リストは、保護者が必要に応じて追加または削除してカスタマイズできる。
5~8歳向けと9~12歳向けの2つのモードがある。両者は似ているが、米国の場合、9~12歳向けのモードには子供向けニュースサイト「MSN Kids」からのカスタマイズされたニュースフィードが表示される。記事のトピックは動物や科学などだ。
ハイテク企業は、いじめ、偽情報、詐欺、マルウェアの問題を抱えるインターネット上で、子供がより安全に利用できるテクノロジーの開発を目指しており、この新しいモードはその一例だ。このモードは、保護者のもう1つの懸念である、子供のスクリーンタイムが長すぎるという問題には対応していないが、すべての問題が一度に解決できるわけではない。キッズモードは、1つの現実的な問題を解決するものだ。
Edge製品ディレクターのDivya Kumar氏は、「これは、当社がこれまでに実施したすべての調査で、必ず挙げられる問題だ。保護者は心配している」と語った。
キッズモードでは、Edgeのプライバシーについても、最も強い設定が適用される。全画面で表示され、ウィンドウを閉じようとすると資格情報が求められるため、他のアプリは実行できない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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