General Motors(GM)傘下で自動運転車を手がけるCruiseは、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで自動運転対応の電気自動車(EV)による配車サービスを2023年に開始する。サービス開始に向け、ドバイの道路交通庁(RTA)と契約を交わしたもの。
Cruiseが米国外で自動運転EVを使った配車サービスを提供するのは、ドバイが初めての例となる。ドバイでは、GMと本田技研工業(ホンダ)が開発に協力したライドシェアサービス向け自動運転EV「Cruise Origin」を使う。2023年に限定的な台数でサービス提供を開始し、2030年には最大4000台体制で運営する予定。
ドバイは、2030年までに走行距離換算で25%を自動運転でカバーする目標を立てており、Cruiseとの契約はその計画の一環。自動運転車の導入によって移動コストの削減が可能で、EVによる環境改善も期待できるという。さらに、自動車事故の90%は人間のミスで生じているため、道路の安全向上にもつながるとした。
Cruiseには、ソフトバンク傘下のSoftBank Vision Fund(SVF)、Microsoft、ホンダなどが出資している。
Cruise Originの紹介ビデオ(出典:Cruise/YouTube)
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