General Motors(GM)傘下で自動運転車を手がけるCruiseは、ライドシェアサービス用として、自動運転対応の電気自動車(EV)「Cruise Origin」を発表した。コンセプトカーではなく、量産モデルだという。
Cruise Originは、人間の介在なしに自動走行可能なEV。そのため、ハンドルやペダル、ルームミラー、ワイパーなどの運転操作に必要な装備を搭載していない。そのため、車内の空間が広く、一般的な乗用車と同程度の大きさでありながら、より多くの人が乗れて効率がよい。シートも体をしっかり固定する必要がなく、ゆったり座れるデザインにできたという。
スライドオープンするドアを採用しており、左右に大きく開かないため、不注意な自転車やバイクを危険にさらさずに済む。開口部の大きさは平均的な車の3倍あり、降りる人を待たずに乗ることが可能だそうだ。床が低いことも、乗降のしやすさに貢献している。横の空間に余裕がない場所でも使いやすい。
一般向けの乗用車としては販売せず、配車サービス向け専用に提供する。
なお、開発にはGMと本田技研工業(ホンダ)が協力している。
Cruise Originの紹介ビデオ(出典:Cruise/YouTube)
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