Googleは米国時間4月14日、「Googleアシスタント」の複数の新機能を発表した。「iPhone」との連携を強化する機能や、ルーティンの作成をさらに簡単にする機能などがある。Googleは今回の追加機能について、「1日をもう少し過ごしやすくする」ものとしているが、特にiPhoneに関する機能ではそれ以上だ。
Googleブランドのスマートスピーカーに搭載されたGoogleアシスタントに「スマートフォンを探す」よう呼びかける機能がiPhoneにも対応しており、iPhoneが「サイレントモード」や「おやすみモード」になっていても、通知を受けられるようになった。iPhoneで「Google Home」アプリからの通知や重要なアラートを受信できるようオプトインしておけば、通知を受けたり、カスタムの受信音を鳴らしたりすることができる。Google Homeは以前からiPhoneを呼び出すことができたが、サイレントモードの設定を回避することはできなかった。これまでの機能と比較して、小さな改善だと感じるかもしれないが、エコシステムの相互運用という点で、非常に大きな1歩と言えそうだ。
2020年12月には、Googleアシスタント搭載のスマートホームデバイスが「Apple Music」に対応した。また、iPhoneで「Googleマップ」を利用中に「OK Google」と声をかけるとGoogleアシスタントを起動できる。今回、iPhoneのサイレントモードとおやすみモードを回避できるようになったことは、GoogleとAppleの「ウォールドガーデン」から、またひとつレンガが取り除かれたと言えるかもしれない。
このほかルーティンの機能も強化されている。デフォルトのルーティンに「suggested actions」セクションが追加されており、「バッテリー残量が低下したら知らせる」などのあらかじめ作ったオプションを利用できるようになる。また、Androidのホーム画面にショートカットを追加することもできる。さらに、スマートホームデバイス向けの日の出や日の入りのルーティンのトリガーが世界で利用できるようになった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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