Googleの兄弟会社で自動運転車の技術を手がけるWaymoの最高経営責任者(CEO)John Krafcik氏が米国時間4月2日、退任することを明らかにした。
最高執行責任者(COO)のTekedra Mawakana氏と最高技術責任者(CTO)のDmitri Dolgov氏が共同CEOに就任する。Krafcik氏は、アドバイザーとして同社に残る。
Krafcik氏は従業員宛ての電子メールで、「このチームを率いた刺激的な5年半を経て、私はWaymoのCEOという役割を離れ、新たな冒険を始めることにした」とし、「まずは、古い友人や家族と再びつながり、世界の新しい部分を発見する、リフレッシュの期間を楽しみにしている」と書いている。
Waymoは2009年、Googleのプロジェクト「Chauffeur」として発足した。自動運転車のパイオニア的存在だが、この技術が主流になるまでの道のりはまだ長いかもしれない。Krafcik氏は2020年、Waymoの自動運転車の公道での走行距離が2000万マイル(約3200km)を超えたことを発表した。同社は数年前、自動運転車による配車サービスのパイロットプログラムをフェニックス地区で開始した。さらにその後、安全ドライバーが運転席に乗車しない完全無人の配車サービスの試験をフェニックス地区で開始している。
Dolgov氏とMawakana氏は2日、共同で従業員に宛てたメールで、「皆さんとともに、『Waymo Driver』を構築、展開、商用化し、この素晴らしいチームと当社の成功を推進するために全力で取り組んでいる」と述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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