Waymoの最高経営責任者(CEO)であるJohn Krafcik氏は先週、独メディア「Manager Magazin」の取材に対し、今の方向に進むならTeslaは完全自動運転を実現できないと語った。Bloombergが報じた。
Krafcik氏は、Teslaが「Autopilot」および「Full Self-Driving」モードを完全自動運転システムに変えられるというのは「誤った考え」だと述べたという。今のところこの技術は、米自動車技術者協会(SAE)が定める自動運転の基準でレベル2であり、General Motorsの「Super Cruise」などと同じレベルだ。多くの場合、SAEのレベル4とレベル5が真の自動運転とみなされる。
Teslaの取り組みは、レーダーやセンサー、カメラを利用して、車両に周囲の状況を理解させる。対照的に、他の自動車メーカーや自動運転を研究している企業はいずれも、LiDARと広域3Dマップによって、車両が現在地や付近の状況を理解するのを手助けする。LiDARは、車両が歩行者や自転車、周囲を「見る」のに役立つ。
Teslaの「ニューラルネットワーク」は、こうした技術と異なる。絶えず予測行動を積み上げ、道路を走行中の多くのTesla車から送られる静止画像や動画を通じて周囲の状況を理解する。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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