4階はシェフや生産者、ライター、研究機関、ベンチャー企業、調理機器・食品メーカーなど、食に携わる企業や個人が利用できるコワーキングスペースになっており、人材育成や起業支援などさまざまなプログラムを提供していく。
「“食にまつわるさまざまな食のプレーヤーが集い、交流を生む場所”をコンセプトに、食にまつわるさまざまな方々が集まる場所。奥に見えるコミュニティキッチンでは、アイデアやレシピをすぐに実験できるような環境を整えている」(斎藤氏)
4階のコワーキングスペースの運営には、札幌や京都で共創を生み出すコミュニティを運営し、シンガポールでは東日本旅客鉄道とともにコワーキングスペースを運営するCO&COが手がける。
CO&CO 事業統括部長の伊崎陽介氏は、「世界50カ国以上から多国籍、多職種、多人種の方々が集う空間作り、コミュニティ作りを行っており、K,D,C,,,でも食をテーマとしたコミュニティ作りに参画する」と語った。
「新大久保は日本でも有数の多国籍タウンで、世界各国の方々が集う空間になっている。新しいものは“カオス”から生まれると思っており、私たちのコミュニティ作りでも大切にしている点。『食』も、エリアや個人でこだわりや個性があふれているカオスなものと思っており、K,D,C,,,でも新しいものが生み出される、カオスな場作りをしたい」(伊崎氏)
特徴的なのが、惣菜製造業、菓子製造業、飲食店営業の許可を得た「ファクトリーキッチン」だ。
「オイシックス・ラ・大地の『Future Food Fund』にファクトリーキッチンに協賛いただき、新商品の開発をスタートアップと大手企業などが連携してやっていく、あるいはスタートアップが料理人とやっていくというような形をイメージしている。それとはまた別に、フードプレナーと言われる食のプロフェッショナルや、プロフェッショナルを目指す“食のチャレンジャー”が集い、その方々が相互に情報交換しながら、そこで新しいものを生み出していく。そして情報が集積、あるいは情報を発信する基地というものをK,D,C,,,は目指したい」(伊崎氏)
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