ビジョナル、4月にマザーズ上場へ--2020年にビズリーチからグループ経営体制に移行

 ビジョナルは3月17日、東京証券取引所より、同社株式の東京証券取引所マザーズ市場への新規上場が承認されたと発表した。上場日は4月22日を予定している。

 2020年に株式会社ビズリーチからグループ経営体制に移行し、新たにグループ名をVisional(ビジョナル)に変えた同社。創業者として約10年にわたりビズリーチを支えてきた南壮一郎氏は、その際にビズリーチを離れ、ビジョナルの代表取締役社長に就任した。同社では人材に関わる事業を軸に展開しながら、現在はM&Aや物流、セキュリティといった幅広い分野のプラットフォームやクラウド事業も手がけている。

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ビジョナル代表取締役社長の南壮一郎氏(2019年12月に撮影)

 具体的には、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」、求人検索エンジン「スタンバイ」などのHRテック事業。さらに、事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」や、物流DXプラットフォーム「トラボックス」、オープンソース脆弱性管理ツール「yamory」などを展開している。

 同日に発表された2021年7月期(2020年8月1日から2021年7月31日)の業績予想は、売上高が前年比3.2%増の267億円、営業利益が同56.1%減の9億6000万円、純利益が同91.6%減の3億9000万円となっている。

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