Googleの慈善活動部門Google.orgは米国時間3月8日、次回の「Impact Challenge(インパクトチャレンジ)」コンテストで、女性が直面している経済的不平等の解消に取り組む団体や組織に総額2500万ドル(約27億2000万円)の助成金を交付すると発表した。
インパクトチャレンジは、さまざまな問題を解決するためのアイデアを募集し、アイデアが採用された団体に助成金とサポートを提供する取り組みだ。過去には、人工知能(AI)や気候変動といった分野を対象としたインパクトチャレンジが実施されている。
Google.orgは国際婦人デーだった同日、「経済的平等を阻む障壁」や「起業家精神の育成」といった問題に焦点を当てて慈善活動に取り組んでいる団体の応募を呼びかけた。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックが発生して以来、他のさまざまな組織も女性が失うものについて警鐘を鳴らしている。2020年9月にはMcKinsey & Companyが、このパンデミックによって女性が職場で達成した6年分の進歩が失われる可能性があると警告するレポートを公開した。
今回のインパクトチャレンジの応募者を審査するのは、米国青年詩人賞を獲得したAmanda Gorman氏、Googleで最高ダイバーシティ責任者を務めるMelonie Parker氏、ミュージシャンのShakira氏などで構成される委員会だ。
応募の締め切りはグリニッジ標準時4月9日23時59分で、選ばれた団体には、30万~200万ドル(約3300万~2億1800万円)の助成金に加え、メンターシップなどの非金銭的サポートがGoogleから提供される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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