マッケンジー・ベゾス氏、差別解消などの取り組みに約1800億円を寄付

Ben Fox Rubin (CNET News) 翻訳校正: 編集部2020年07月29日 09時20分

 世界で13番目の資産家であるMacKenzie Bezos氏は米国時間7月28日、2019年からの自身の寄付総額が17億ドル(約1800億円)近くにのぼることを明らかにした。

Jeff Bezos氏とMacKenzie Bezos氏。2018年のVanity Fair Oscar Partyにて
Jeff Bezos氏とMacKenzie Bezos氏。2018年のVanity Fair Oscar Partyにて
提供:Taylor Hill/FilmMagic via Getty Images

 Bezos氏は、Amazonの最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏との離婚が正式に成立する直前の2019年5月、「The Giving Pledge」への参加を表明した。Giving Pledgeは、資産の半分以上を生存中あるいは死後に寄付することを約束する、世界有数の資産家らが参加する取り組みだ。世界一の富豪であるJeff Bezos氏はこの取り組みに参加していないが、この2年間で慈善活動を大幅に拡大している。

 MacKenzie Bezos氏は28日、2019年秋から非営利アドバイザーのチームとともに適切な目的を持つ組織を選定し、116の組織に寄付したと述べた。これには、Transgender Law Center、UNCF(United Negro College Fund)、ハワード大学、Hispanic Scholarship Fund、Black Girls Codeなど、黒人、LGBTQ、公衆衛生を対象とした組織が含まれる。これらの組織の代表者が他の方法を望む場合を除き、寄付は一括かつ無条件で提供され、各種団体は最も良いと思う形でその資金を使うことができる。

 MacKenzie Bezos氏がMediumに掲載した、資金を受領した組織の種別一覧は以下のとおり。Mediumの投稿には、個々の組織の一覧も記載されている。

  • 人種の平等:5億8670万ドル(約617億円)
  • LGBTQ+の平等:4600万ドル(約48億円)
  • ジェンダーの平等:1億3300万ドル(約140億円)
  • 経済的流動性:3億9950万ドル(約420億円)
  • 共感と格差解消:5500万ドル(約58億円)
  • 機能的な民主主義:7200万ドル(約76億円)
  • 公衆衛生:1億2830万ドル(約135億円)
  • グローバル開発:1億3000万ドル(約137億円)
  • 気候変動:1億2500万ドル(約131億円)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]