Teslaがかなり以前から約束している「Full Self-Driving(FSD)」(完全自動運転)モードは、長い道のりを歩んできたが、米自動車技術者協会(SAE)の定義に基づくとその名称にふさわしいとは言い難いレベルだ。しかし、数千ドルを支払ってこのシステムを自動車に搭載する人々が現れ始めている。Teslaの最高経営責任者(CEO)を務めるElon Musk氏は米国時間3月5日、最新ベータ版の対象となるドライバーの数を現在の2倍にすることを明らかにした。
Musk氏はTwitterで、FSDベータ版のバージョン8.2では使用者を2倍にし、バージョン8.3では、「おそらく」現在の10倍にすると述べた。また、「注意深く」利用するよう警告しつつも、このシステムは「成熟してきている」とした。
Due to high levels of demand for FSD Beta, adding “Download Beta” button to Service section of car display in ~10 days https://t.co/D6M3ZiMarG
— Elon Musk (@elonmusk) March 6, 2021
Musk氏は5日に最初のツイートを発信した後、6日には「高い需要」を受けているとして、対象車両のディスプレイにある「Service」セクションに、「Download Beta」ボタンを10日以内に追加すると約束した。このボタンによって自動的にアクセスが許可されるのか、デジタルウェイティングリストのようなものに追加されて、ベータ版の提供拡大に向けたTeslaの準備が整うのを待つことになるのかは不明だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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