「Google Fi」のVPNサービス、2021年春より「iPhone」でも

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2021年02月15日 12時02分

 Googleは、モバイル通信サービス「Google Fi」の契約者を対象にVPNサービスを展開している。公共のWi-Fiでオンラインサービスを利用する際に役立つサービスだ。

 Fi VPNを利用して、ユーザーは暗号化されたプライベートな接続でストリーミング、ブラウジング、ダウンロードを実行できる。つまり、セキュアではないネットワークを利用している場合でも、ウェブサイトはIPアドレスを利用して位置をユーザーを追跡することはできず、ユーザーはハッカーから保護される。

 このほどFi VPNのパフォーマンスが改善され、「Android」ユーザー向けのベータ段階が終了した。Googleは、「VPNのメリットを得られるとともに、アプリやサービスでさらに高速で強力な接続が可能になっている」と説明している。

 また、Fi VPNは「iPhone」にも拡大され、すべてのGoogle Fiユーザーに対応することになる。「2021年春よりiPhoneにもVPNをロールアウトする計画だ」とGoogleは述べている。さらにGoogleは、AndroidデバイスのFiアプリでプライバシーとセキュリティのハブをロールアウトしている。Fiのプライバシーとセキュリティの機能について学びやすくなるほか、ワンタップでそれらを管理できるようになる。

 さらに、Fiユーザーは、迷惑電話の警告やブロックをする無料の機能を利用し、ロボコールや詐欺と認識された通話を阻止できるようになっている。またGoogleは、SIMスワップ詐欺からユーザーを保護する機能を強化している。

 Googleは、「ユーザーのFiの番号は『Googleアカウント』と連携しており、電話番号をSIMスワップなどの脅威から保護するセキュリティ機能を備えている。SIMスワップは、悪意のある者が誰かの電話番号を乗っ取り、ユーザーの同意なく別のSIMカードに割り当てようとして発生する」と説明している。

 「Fiで、ユーザーは堅牢なアカウント回復プロセスや、疑わしいアクティブティの通知など、追加の保護レイヤーをデフォルトで受けられる。さらなる保護のために、2要素認証を有効にすることもできる」(Google)

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]