かなり以前からうわさされているAppleの仮想現実(VR)ヘッドセットについて、新たな報道が出た。Appleが目と手の動きを追跡する8Kディスプレイ搭載の複合現実(MR)ヘッドセットを開発していると、The Informationが米国時間2月4日に報じた。
The Informationは、Apple社内のプロトタイプ機の画像を元に、このヘッドセットには12個以上のカメラが搭載され、バイザー部分によってMR効果を生成する機能を備えると伝えた。空間オーディオ対応のヘッドバンドも装備するとしている。
この記事によると、ヘッドセットの価格は3000ドル(約32万円)程度になる可能性があるという。この価格は、OculusやValveなどが提供するスタンドアロンのVRヘッドセットよりもはるかに高い。
今回の報道に先立ち、中国時報(自動翻訳)によると、JP MorganのアナリストはAppleが2022年第1四半期にVRと拡張現実(AR)に対応するヘッドセットを発売する可能性があると予測していた。またBloombergも、Appleが早ければ2022年にVRヘッドセットを発売する計画だと報じていた。
AppleがVR製品を発表するといううわさは、かなり以前から流れている。VRは、一般的には分厚いゴーグルを装着して視界を覆うことにより、デジタルの世界を体験できる技術だ。Appleは2020年5月に、スポーツのVR配信を手掛けるNextVRを買収した。この買収は、同社がVRヘッドセットの発表に近づいている可能性を示唆する最新の動きだった。VRヘッドセットが発表されれば、同社にとって2014年のApple Watch以来の新しい製品カテゴリーとなる。
Appleにコメントを求めたが回答は得られていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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