テクノロジー製品の分解レポートで知られるiFixitが、Appleの新しいオーバーイヤー型ヘッドホン「AirPods Max」を分解して内部を詳しく調べた。その上で、この複雑なエンジニアリングを目にすれば、549ドル(日本では税別6万1800円)という価格の高さも理解できるとした。また、同様に分解調査したソニーやBoseの競合製品に言及し、「内部については、AirPods Maxの取りつかれたような職人技に比べると、これらの非常に優秀な他のデバイスが玩具のように見える」と評した。
米CNETのレビューでは、AirPods Maxは大きくて高価だが、重さの割に驚くほど着け心地が良く、音も素晴らしいと説明している。iFixitの評価は、実際に音を聞いた上で出したものではない。iFixitがこのデバイスを分解した目的は、内部を見て、どれほど修理しやすいかを判断することだ。
そうした観点で、AirPods Maxは10点満点中6点を獲得した。分解することは難しいが、いったん内部を開けてしまえば修理は可能だという。これに対し、イヤホン型の「AirPods」は同様の採点基準で10点満点中0点が続いている。ユーザーにとって修理はまだ簡単ではないとしても、この大型モデルが正しい方向へ一歩踏み出したのは間違いない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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