Googleは、同社の検索サービスや「Google Maps(Googleマップ)」で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの接種可能な病院などの情報を提供する。
この情報提供は、地名とCOVID-19ワクチンといった検索キーワードを入力すると、信頼できる情報にもとづき、対象地域のワクチン接種が可能な施設を検索結果として返したり、地図上に表示したりするもの。施設の場所だけでなく、いつ接種が受けられるのか、予約が必要なのか、対象者の条件はあるのか、ドライブスルー方式なのかなど、詳細情報も掲載される。
米国の一部地域を対象に提供を開始し、40カ国以上で順次始める計画。
また、ワクチンを接種する人が増えるよう、正しい情報発信を目的とする活動と、ワクチン接種機会を平等にするための活動に対し、1億5000万ドル(約157億円)相当を寄付するとした。1億ドル(約104億円)分は、米国の疾病対策センター(CDC)と国連の世界保健機関(WHO)、世界各地にある非営利団体の広報活動へ提供。5000万ドル(約52億円)分は、公的な保健機関へ提供していく。
ちなみに、米国の調査データでは、有色人種や地方在住者は不公平な状況に置かれており、ワクチン接種がほかの人々に比べ受けにくいという。
さらにGoogleは、同社のオフィスや駐車場などをワクチン接種会場として提供する用意があるとした。
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