Facebookは、Appleが「App Store」の規則を通じて権力を濫用しているとして、同社を独禁法違反で提訴する可能性があるという。The Informationが米国時間1月28日に報じた。Facebookは、Appleが自社のアプリに義務付けない規則を社外の開発者に強要していると主張するとみられる。
この記事(全文を読むには有料の会員登録が必要)は複数の匿名情報筋の話として、Facebookが最終的には訴訟を回避する可能性があるとしている。
AppleのモバイルOS「iOS」でまもなく適用されるプライバシーポリシーの改訂をめぐり、両社は公に対立している。Appleの「App Tracking Transparency」機能は、ユーザーのデータを収集するアプリについて、ユーザーがオプトアウトしなければならないのではなく、ユーザーにオプトインを求めるものだ。収益の大部分を広告で得ているFacebookは、Appleによるこの変更を、パーソナライズ広告に対する攻撃として捉えている。
Facebookは電子メールによる声明の中で、訴訟の計画は認めなかったが、App Storeに対するAppleの支配力に関する自社の見解を再度表明した。
「繰り返し述べてきたとおり、Appleはアプリ開発者や小規模企業を犠牲にして自社の収益を上げるために、App Storeに対する同社の支配力を利用しており、その行為は反競争的だとわれわれは考えている」と、同社の広報担当者は述べた。
Facebookは米国時間1月27日に第4四半期決算を報告した。最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は公開したメッセージの中で、Appleを「最大の競合企業」の1社として捉えていることを認めている。
Appleにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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