セルフィーに使う40メガピクセルカメラは、Galaxy S20 Ultraのときと変わらない。ただし、カラートーンをブライトまたはナチュラルに変えるオプションが追加され、これもかなり良い。
12ビットカラーのRAW写真を撮影できる機能も追加された。また、動画には「Director's View」という機能が追加されており、搭載するすべてのカメラからの動画データをサムネイルプレビューできる。録画しながら、カメラを切り替えられるのだ。Director's Viewにはビデオブロガー設定があり、これを使うと左右の横並び動画や、縦位置で撮影すれば動画の上に動画を重ねた形も残せる。つまり、前面のセルフィーカメラで自分を撮影しながら、背面カメラで自分が見ているもの、見て反応している対象を映し出せるということだ。
話だけだと、Director's Viewは筆者が一度は試してみたいと思いながら実際には使わない機能のように思われた。だが、実際に使ってみると、人によっては夢中になる機能に違いないと思わせられる。残念な点があるとすれば、最終的に保存される動画が4Kや8KではなくHD画質になってしまうところだ。通常の4K動画を撮影しながら、このサムネイルプレビュー形式を見てみたい。
筆者が今やってみたいのは、Galaxy S21 Ultraとそのカメラを、iPhone 12 Pro MaxおよびGoogleの「Pixel 5」と機能比較することだ。3つとも写真撮影に対するアプローチが異なっているので、それぞれ違うユーザー層を引きつけるるだろう。
Galaxy S21 UltraにはQualcommの「Snapdragon 888」チップが搭載され、RAMは12GBだが、ストレージ512GBの最上位モデルでは16GBも選択できる。筆者が行ったベンチマークテストでは、2020年のGalaxy S20 Ultraのスコアを上回った。実際に使ってみても、筆者が試したことはすべてこなし、「Xbox Game Pass Ultimate」のゲームさえプレイできた。
電源には5000mAhバッテリーを採用。1回の充電で、平均して1日半は余裕で使えた。とはいえ、バッテリーテストはまだいろいろ残っている。
以下は筆者が行ったベンチマークテストの結果だ(棒グラフが長いほどパフォーマンスが良い)。
Galaxy S21 Ultraは「Android 11」を採用し、その上でサムスンの「One UI 3.1」が稼働する。筆者はこれがとても気に入っている。サムスンのアプリの代わりに、「Google Pay」やニュースフィードの「Google Discover」をデフォルトに設定できるようになった。設定からポップアップウィンドウまで、見た目もすっきりと最新風だ。しかも、これだけ大きい端末のわりに、One UIのおかげで片手でも操作がしやすい。
そして、Galaxy S21 Ultraは5Gに対応し、Sub-6およびミリ波の周波数帯で5Gを利用できる。5Gを理由にGalaxy S21 Ultraを買うべきではないが、5Gネットワークの整備が進めば、5Gの速度と接続も良くなっていくだろう。そのときが来れば、また語ることもきっと出てくるはずだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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