BMWは、鞄やポケットに入れたままの「iPhone」で自動車を解錠できるスマートキー機能「BMW Digital Key Plus」を発表した。まず、2021年発売予定の電気自動車(EV)「BMW iX」に搭載する。
Digital Key Plusは、iPhoneを自動車のスマートキーとして使うための技術。iPhoneを自動車のドアハンドルなどへ近づける必要がなく、一般のスマートキー同様、鞄やポケットに入れたままでも解除や施錠が可能。自動車の始動もできる。
自動車とiPhoneの通信には、ウルトラワイドバンド(UWB)技術を利用している。NFC方式のスマートキーと違ってやや離れても通信可能なため、iPhoneを鞄などから出さずに解錠できるという。さらに、高い精度でiPhoneの位置を特定するので、解錠用の電波信号を模倣して不正解錠するリレーアタック攻撃が不可能としている。
iPhoneでUWBに対応しているモデルは、「U1」チップを搭載する「iPhone 11」以降のもの。また、BMWやAppleの参加しているコンソーシアム、Car Connectivity Consortium(CCC)の定めた技術規格がベース。
BMW iXの紹介ビデオ(出典:BMW UK/YouTube)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来